今回は小学生バレー審判の役割をプロトコールから試合終了までカンタンに解説しました。ぜひ参考にしてください。
鹿児島市で小学生バレー大会の審判をすることになったんだけど、どうしていいかわからない
バレーの審判をカンタンにおしえて!トレーナー
今回はこちらの疑問にお答えします
・2020年9月時点での小学生バレーボール大会の審判を試合の流れに沿って解説します。
早速、目次です。
小学生バレー審判の役割を解説
小学生バレー大会の審判は主審と副審に分かれ、ラリー中は主審・副審で見るポイントが分かれます。ホイッスルを吹く役割も決まっています。
今回は主審・副審の役割を試合の流れに沿って解説しますね
ラリー中、主審は攻撃チーム、副審は守備チームのファールをみているよ
これら以外にも覚えておくファールがいくつもあります。ファールについて別記事で解説しています。
主審はゲームコントロール、副審はベンチコントロールをこころがけましょう
試合をコントロールすることを優先させましょう
プロトコールとは
プロトコールってなに?
プロトコールは公式練習開始から試合開始直前までの10分間のことだよ
2020年度版バレーボール6人制競技規則(pp153)、プロトコールBを見てね
では、公式戦の流れで解説します。
プロトコール直前まで
体育館の時計は9:00。第一試合のチームはコート練習を開始してください
試合前のチーム練習が始まりました。会場内の空気はこのアナウンスで一気に緊張感に包まれます。そして、
第一試合は9:15プロトコールでおねがいします
さて、試合チームも審判チームも本格的な準備がはじまります。
僕が主審だよ
私が副審ね
記録員・記録補助員、線審4名、得点板かかり2名はユニフォームではない服装で記録席に集合します。
9:10になったから記録員は記録用紙を本部へとりにいってね
主審といっしょにネット・アンテナをチェックします
練習のジャマをしないように試合球・ラインアップシートを依頼します。監督さんのサインは状況をみながら依頼します。
9:14になったのでキャプテンをよぶためハンドシグナルとホイッスルで合図します
記録用紙の主将欄にサインをもらい、簡単な注意事項を伝えコイントス。サーブを選択したチームから公式練習となります。
記録用紙のサーブ・レシーブのチェックを確認。記録席の左側チームがⒶ、右側チームがⒷとなってるかを確認しましょう。
レシーブ側のチームがコート外に出るようホイッスルで合図します
プロトコールから試合終了まで
体育館の時計で9:15。プロトコール開始の時間です。
プロトコール開始
公式練習が開始。試合開始10分前です。
公式練習の開始をホイッスルで合図します。時計のタイマーをわすれないでね。
メンバー表の選手が全員そろってるかを記録補助員といっしょに確認
ラインアップシートのサーブ順を記録員と確認しながら記録用紙に正しく記入するのを確認してね
体育館の時計で9:18。試合開始7分前。
サーブ側の公式練習3分経過。公式練習の交代をホイッスルで合図します
体育館の時計で9:21。試合開始4分前。
レシーブ側の公式練習3分経過。公式練習の終わりをホイッスルで合図。
主審・副審はセンターラインとアタックラインの中間で待機します。主審は記録席の左側、副審は記録席の右側です。
選手の整列を待ちますが、なかなか整列しないときは審判台のほうに歩きだすこともあるんだ
選手がエンドラインに整列しました。
体育館の時計で9:22。試合開始3分前。
選手同士の挨拶をハンドシグナルとホイッスルで合図します
選手たちは挨拶を済ませるとベンチに戻り、スタメンの6人がサーブ順で整列します。
体育館の時計で9:23。試合開始1分30秒前。
ラインアップシートをみながら両チームのサーブ順を確認。第一サーバーの選手が間違いないかを記録員と確認して、主審に向かって両手をあげてね
ここまでがプロトコールなんだ
試合開始・第一セット
体育館の時計で9:25。第一サーバーの準備ができたようです。
サーブ許可・試合開始をハンドシグナルとホイッスルで合図します
試合開始の時間をチェック。記録用紙に記入しているかを後で確認してね
主審はサーブ開始からラリーの一連で
- サーバーがラインを踏まないか
- サーブカットのキャッチ
- セッターのキャッチ
- ブロッカーのオーバーネット
- スパイカーのタッチネット
- 攻撃チームのセンターラインのオーバー
をチェックします。
ある時期までレセプションと言ってましたが、サーブカットに戻ったそうです。協会の偉い先生が言ってましたよ。オリンピック前後で用語が変更になるそうです。
サーブカットでは、一連した動きにおこったドリブルはオッケーだよ
副審はサーブカットからラリーの一連で
- レシーブ側の選手がコート外に出てないか
- ブロッカーのタッチネット
- 主にブロッカーのセンターラインのオーバー
をチェックします。
ラリーが終わったらサーブ順をチェック。タイムアウトや選手交代はハンドシグナルとホイッスルで合図するのよ
主審は記録補助員とアイコンタクトでサーブ順の確認を。ここはゆっくり慎重にね
得点表示が間違ってたら記録補助員が走って得点板かかりに伝えます。ベンチの後ろをとおりましょうね。
第一セット終了をハンドシグナルとホイッスルで合図。選手の整列が完了したらチェンジコートをハンドシグナルとホイッスルで合図するよ。
第一セットはⒶチームが先取。
チェンジコート
チェンジコートのホイッスルが鳴った瞬間、時計のタイマーをおします
この時間に記録用紙を確認。得点やタイムアウト、選手交代の回数などを右下の欄にまとめておくと試合後が楽なのよね
2分25秒でホイッスルをふいてね
選手たちがコートに入り整列します。
第二セット
選手たちはサーブ順にならんでいます。
ラインアップシートをみながらサーブ順を確認
第一サーバーを記録員と副審で確認して主審に向かって両手をあげます。
サーブ開始をホイッスルで合図します
第二セット終了をホイッスルとハンドシグナルで合図します。選手たちはエンドラインに整列します。
Ⓑチームがセットを取り返しフルセットへ
選手をベンチに戻るようハンドシグナルとホイッスルで合図します
時計のタイマーをおしてね
記録席に行きキャプテンをよんでコイントスとします
コイントスが終わったら、この時間に記録用紙を確認。第二セットの得点やタイムアウト、選手交代の回数などを右下の欄にまとめておきましょう。
第三セットのサーブ・レシーブのチームをチェック、サーブ順を確認します。2分25秒たったらホイッスルで合図します。
第三セット・最終セット
選手たちはサーブ順にならんでいます。
ラインアップシートをみながらサーブ順を確認
第一サーバーを記録員と副審で確認して主審に向かって両手をあげます。
サーブ開始をハンドシグナルとホイッスルで合図します
Ⓐチームが8点先取しました
選手を整列させるためホイッスルで合図するよ
選手たちはエンドラインに整列します。
チェンジコートをハンドシグナルとホイッスルで合図
サーブ順の間違いがないか確認してね
サーブ許可をハンドシグナルとホイッスルで合図します
接戦の末、Ⓐチームが勝利しました
試合終了をハンドシグナルとホイッスルで合図
ボールを受け取ったあと、審判台のほうに移動します
ベンチにいる選手を含めた全員の整列を確認したのち、最後の挨拶をハンドシグナルとホイッスルで合図します
試合終了後、キャプテンは記録用紙にサインが必要です。
記録用紙の最終チェックをしてサインをします
念のため記録用紙の最終チェックとサインをします
まとめ
今回は小学生バレーボール大会の審判を試合の流れに沿って解説しました。小学生バレーの審判は主審・副審で見るポイントやホイッスルの役割が違います。
小学生バレーボールのファール、審判のハンドシグナルは別記事で紹介しています
あわせて読むと理解がふかまりますので、ぜひどうぞ。今回の記事は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。。
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