膝痛の原因【オスグッド病】予防に効果的な3つのセルフケア【鹿児島】

セルフケア
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スポーツ障害は予防が大切。今回はスポーツ障害の膝痛で特に多い【オスグッド病】について解説していきます。

mama

娘の先輩がオスグッド病で膝が痛いらしいんだけど、うちの娘は大丈夫かしら。

mie

プレー中に膝が痛くてしゃがめないって。優しい先輩だから心配だな

piyo

オスグッド病って予防できるの?おしえてトレーナー

ドクター

オスグッド病は予防できますよ

トレーナー

これからオスグッド病の予防に効果的なセルフケアを解説しますね

本記事の内容
【オスグッド病】を解説し予防に効果的なセルフケアを紹介します。
この記事を書いている僕は理学療法士歴20年で、鹿児島のジュニアアスリートにトレーニング指導をやっているので、記事の信頼性はあります。
トレーナー

記事の最後にセルフケアの動画を用意しています。テキストや写真よりイメージしやすいので参考にしてくださいね

オスグッド病については【日本小児整形外科学会スポーツ委員会2010年版PDF資料】を参考にしています。

早速、目次です。

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オスグッド病は予防できるの?

オスグッド病は予防可能です。

なぜなら、オスグッド病は太もも前面の筋肉がすねの軟骨を引っ張ることで痛みがおこるから。

なので、日々のストレッチやアフターケアで太もも前面の筋肉を柔らかくしましょう。

mama

オスグッド病のこと、もっとくわしく知りたいわ

トレーナー

これからオスグッド病について解説しますね

オスグッド病の症状と原因を解説

オスグッド病は成長期の子どもに多くみられるスポーツ障害の一つです。

一般的には10~16歳の成長期男子に多いといわれてますが、スポーツをしている女子(バレーボールやバスケット)にも発症します。

トレーナー

オスグッド病の原因は太もも前面の筋肉を使いすぎて硬くなったからなんだ

連続してジャンプしたりボールを蹴ったりの繰り返しで太もも前面の筋肉を使いすぎると筋肉が硬くなりますよね。
トレーナー

硬くなった筋肉は中心に向けて縮むので、筋肉と骨が付着する部分を引っ張って負荷をかけるんだ

ドクター

こちらの図がわかりやすいよ

出典:日本小児整形外科学会スポーツ委員会2010年版PDF資料より

硬くなった太ももの筋肉が膝のお皿(膝蓋骨しつがいこつ)を引っ張ります。すると、お皿についている腱(膝蓋腱しつがいけん)が脛の軟骨を引っ張るので、骨の変形(図2)や膝の痛み(図3)がおこります。
ナース

主な症状はこちらです

主な症状
・膝のお皿の下あたりの腫れ
・膝のお皿の下あたりを押すと痛い
・運動中や運動後の膝の痛み

オスグッド病は成長期におこる成長痛といわれることが多いんですけど、痛みの原因がことなるので症状を区別してセルフケアすることが重要です。

ドクター

オスグッド病は運動中や運動後の膝の痛み、成長期の子どもに多い成長痛は夜間の痛みが特徴なんですよ

なので、運動による膝の痛みはオスグッド病の可能性が高く、セルフケアが必要になるんです。

トレーナー

子どもに伝えてもなかなかケアしてもらえないから、保護者や指導者の理解と声掛けが大切なんですよね

mama

セルフケアって、具体的には何をするの?

トレーナー

スポーツ動作の後に硬くなった太もも前面の筋肉を柔らかくしましょう

ドクター

オスグッド病の予防には正しいストレッチや硬くなった筋肉をゆるめるアフターケアが大切なんだ

オスグッド病の予防に効果的なセルフケア

オスグッド病の予防に効果的なセルフケアは

  • 太もも動的ストレッチ(アップ)
  • 太もも静的ストレッチ(ダウン)
  • 太ももアフターケア

の3つです。

これから紹介するセルフケアは痛みがないヒト向けです。

ドクター

現在膝に痛みがあるヒトは専門家に相談して実施してくださいね

mama

鹿児島市でオスグッド病の相談ができる専門家さんを知りたいな

トレーナー

僕は鹿児島でジュニアスポーツチームのトレーニング指導をしています。オスグッド病のケアは下記の問い合わせフォームからご相談くださいね

パーソナルトレーニングの相談はこちら

太もも動的ストレッチ(アップ)

ウォーミングアップは筋肉を温める動的ストレッチがおススメです。

トレーナー

動的ストレッチは一定のリズムで動かすストレッチだよ

ドクター

筋肉があたたまるから、筋肉は柔らかくなりケガの予防に効果的なんです

実際の動きは、動画をご覧ください

リズムよく左右10回繰り返します
ドクター

太もも全体の筋肉が動いてるのを感じることが大切だよ

トレーナー

床についている膝が痛いときはタオルをしくか、膝サポーターをつけてね

太もも静的ストレッチ(ダウン)

クールダウンは筋肉を伸ばす静的ストレッチがおススメです。

トレーナー

静的ストレッチは一定時間キープして筋肉を伸ばすストレッチだよ

ドクター

疲れて硬くなった筋肉を伸ばしてリラックスさせるから、ケガの予防に効果的なんです

トレーナー

太もも前面のストレッチだよ

トレーナー

太もも後面のストレッチだよ

ドクター

前面と後面のバランスが大事なんです

実際の動きは、動画をご覧ください

20~30秒キープを左右交互に2~3回行います
筋肉は20~30秒伸ばすことで緊張が抜け、縮んだ状態から解放されると言われています。
トレーナー

筋肉が伸びた状態から20~30秒キープしてね。それ以上伸ばしても効果はかわらないんだ

ドクター

太もも前面と後面の筋肉をバランスよく伸ばすことが大切なんです

トレーナー

静的ストレッチは反動をつけず、痛くない範囲で伸ばしてね

おススメしないストレッチはこちら

トレーナー

こちらのストレッチは伸ばす力が強すぎるんだ

筋肉は過剰に伸ばされると防御反応ぼうぎょはんのうとして縮む方向に力が入ります。
ドクター

運動後の興奮状態にある筋肉に強度の強いストレッチをすると、反動で縮む方向に力が入り硬くなることがあるんです

太ももアフターケア

アフターケアはリラクゼーションがおススメです。

トレーナー

カラダのちからを抜くことも大事だね

実際の動きは、動画をご覧ください

10~15分ほど力を抜いてゆっくり呼吸をしましょう
トレーナー

太ももをぷるぷるとゆらすのも効果的だよ

硬くなった太もも筋肉の前面をゆるめるために、太もも後面の筋肉を活性化して前面をゆるめる方法(相反神経抑制そうはんしんけいよくせい)があります。
トレーナー

太もも前面の筋肉が硬いヒトはこれから紹介する方法をお試しください

ドクター

ふくらはぎやカカトでクッションを押す動きをイメージしてね

膝を曲げる方向に力をいれて5~10秒キープし脱力するを2~3回程度繰り返す
トレーナー

力をいれてキープした後に脱力して、太ももの筋肉をぷるぷるゆらすを2~3回くりかえすと効果的だよ

まとめ

今回はスポーツ障害の膝痛で特に多い【オスグッド病】の予防に効果的なセルフケアを解説しました。

トレーナー

ぜひ動画をごらんください

トレーナー

オスグッド病は太もも前面の筋肉が硬くなっておこるので、太もものケアを継続することで予防が可能です

mama

こちらのケアは、毎日したほうがいいの?

トレーナー

はい。日常生活でも太もも前面の筋肉は頑張ってます。短い時間でもいいので、毎日ケアしてほしいですね

スポーツでケガをするとスポーツだけでなく、日常生活や学習にも支障をきたします。まずは、オスグッド病を予防するため練習前後でセルフケアをとりくみましょう。

今回の記事は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

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