バレーボール選手は肩関節が大事らしいけど、どんな関節なのか全然わからない？
肩関節をカンタンにおしえて！トレーナー
今回はこんな疑問に答えていきます。
・肩を構成する４つの関節を紹介します
・肩関節の特徴を解説します
では、今回の目次です。
肩の関節４つを紹介
関節とは、骨と骨の連結部分のこと。
そして肩関節は
- 肩甲上腕関節
- 肩甲胸郭関節
- 胸鎖関節
- 肩鎖関節
４つの関節から構成されます。
順番にかいせつしていきますね。
肩甲上腕（けんこうじょうわん）関節
肩甲上腕関節は
- ウデの骨（上腕骨）
- 背中の逆三角形の骨（肩甲骨）
の連結です。
一般的に肩関節といえば肩甲上腕関節のこと
上腕骨が肩甲骨の受け皿にちょこっとだけ乗っかている小さい連結でまわりを筋肉とじん帯が補強しています。
筋肉とじん帯はあとで説明しますね
肩甲胸郭（けんこうきょうかく）関節
肩甲胸郭関節は
- 背中の逆三角形の骨（肩甲骨）
- ろっ骨の背中側（胸郭）
の連結で肩甲骨がドーム状の胸郭にのっかっているので安定しています。
腕を動かすと肩甲骨が連動して動くのがわかるよ
胸鎖（きょうさ）関節
胸鎖関節とは
- むねの真ん中の骨（胸骨）
- むねの細長い骨（鎖骨）
の連結で胸鎖関節をさわりながら腕を動かすと鎖骨の動きがわかります。
胸鎖関節が硬くなると腕の動きがわるくなるよ
肩鎖（けんさ）関節
肩鎖関節とは
- 背中の逆三角形の骨（肩甲骨）
- むねの細長い骨（鎖骨）
の連結で鎖骨は胴体と腕を連結するゆいいつの骨なんです。
鎖骨を骨折すると骨の支えがなくなって腕の重みを感じるよ。
肩関節の特徴を解説
肩関節の特徴はカラダでいちばん自由にうごかせること。
なぜなら、上腕骨のはしっこ（上腕骨頭）が球状で受け皿となる肩甲骨が小さい構造だから。
そして
- 筋肉
- 靭帯
- 関節包
が補強しているのでカラダの中で一番やわらかい関節です。
これから肩甲上腕関節の筋肉とじん帯を解説しますね。
筋肉
肩甲上腕関節を補強する筋肉は
- 肩甲下筋
- 棘上筋
- 棘下筋
- 小円筋
の４つで上腕骨頭を包み込んでいます。
ローテーターカフ（回旋筋腱板）とよばれるよ
肩のインナーマッスルともよばれます。ただし、インナーマッスルは肩関節以外にもあるのでしっかりと区別する必要があります
じん帯
じん帯とは骨と骨の連結を補強するコラーゲンを主成分とする繊維です。
肩甲上腕関節を補強するじん帯は
- 烏口上腕靭帯
- 関節上腕靭帯
です。
じん帯は伸びすぎるとゆるゆるになってしまうよ
じん帯が切れることを断裂といいます。断裂したじん帯は手術が必要になります
関節包
関節包とは関節を囲んでいる袋状の膜です。
まとめ
肩関節は
- 肩甲上腕関節
- 肩甲胸郭関節
- 胸鎖関節
- 肩鎖関節
の４つから構成されています。
そして
- 筋肉（ローテーター・カフ）
- じん帯
- 関節包
で補強されています。
カラダでいちばん自由に動く関節だったね。
＜＜【入門】バレーボール選手に必要なカラダのキソ知識【肩の筋肉編】（ただ今作成中）
で肩関節の筋肉について解説しています。【関節と筋肉のキソ知識】は肩のケアに必須です。
あわせて読むと理解がふかまりますので、ぜひどうぞ
動画では肩甲骨について解説しています。こちらもあわせてご覧ください。
今回の記事は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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